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小説2-V
第四節
「私全然気づかなかった…」

「無理もない、闇の力だ。」

「じゃあ、これが話に聞いてた見えない敵?」

「みたいだな。ま、奥にもっと居るだろ。」

「ミルジアさんは何でわかったの?」

「見えない敵が居るのは話は聞いてたからな。水の結界を張っておいた。」

「へー。そっちも気づかなかったなー。」

「…アンタねえ…一応英雄なんだからもっと注意力付けな。」

「はーい。」



「さて、地下への入り口は…」

「あ、そういえば…」

2人は辺りを見回したが、それらしきものは無い。

「多分、闇の力で入り口を隠してるんだろうな。」

「じゃあどうするの?」

「こうするのさ。」

ミルジアは床に手を置いた。

「んん…!!」

「…水の力を流して…あ、まさか…」



床にヒビが入る。

「腐食させて脆くして…!!」

「当たり、流石に教師やってるだけあるね。」

「いやー!!」

床が壊れ、ミルジアとビーナは下の階に落ちた。

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