小説1-V
第八節
レイ達は急ぎ足で教えられた部屋に向かう。
「ここだな…!!」
レイはトレーニングルームと書かれた入り口の扉を蹴り開けた。
「!?」
しかし、その部屋には誰も居ない。
レイ達はすぐにその部屋に雪崩れ込み、辺りを探る。
「どうなってやがる…マジで誰も居ねえぞ!!」
その時、レイの頭上から何かが落ちてきた。
「!?」
「何!?」
落ちてきたのは檻だった。
「しまった…!!」
レイだけが檻の中に閉じ込められてしまう。
「こんな檻!!」
レイは剣に光の力を込めて檻に切りかかる。
「ぐっ!?」
しかし、檻はビクともしない。
「その檻は君を閉じ込める為の特別製の物だ。」
「!?」
部屋の入り口から声が聞こえる。
「君達が攻めてくることは予想できたからな。罠を仕掛けさせてもらった。」
「お前は…ピューリアス!!」
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