小説1-V
第八節
サルトは素早く剣を持ち替え、ソイラの胴体を剣で突き刺しにかかる。
「クソ…!!」
ソイラは両腕を交差させて剣を防いだ。
衝撃を感じたその直後、確かに感じていた手応えがなくなる。
目の前を見ると、サルトが居ない。
「!?」
ソイラはすぐに真上からの殺気を感じ、サルトを発見する。
ソイラは両腕を頭の上で交差し、ガントレットでサルトの攻撃を受け止めた。
「やるじゃん。」
「どういたしまし、て!!」
ソイラは両腕でサルトを弾き、サルトの真下から火柱を起こす。
「ハッ!!」
サルトは剣で火柱を叩き切り、そのまま着地した。
(攻撃が上手く当たらない…動きを読まれてる…!?)
「焦ってるわね。」
「…!」
「何でだと思う?」
「さぁね、知らないわよ!!」
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