小説1-V
第三節
「じゃあ早速だけど、誰が相手する?」
「はい! 私やる!!」
ソイラが挙手しながら前に出る。
「そ、わかったわ。」
「じゃあ早速…!!」
「えぇ、そこに座って。」
「…は?」
「ここまで来るのに疲れたでしょ? お茶でも飲んで一休みしましょ。」
「あ、はぁ…」
調子を崩されたソイラは、とりあえずサルトの誘いに乗り、テーブルの前に座った。
「はい、ミルクティーだけど良い?」
「あ、大丈夫。」
「一緒にスコーンはいかが?」
サルトは大量のスコーンが入った籠をそっとテーブルの真ん中に置く。
籠の中には、様々な種類のスコーンが入っていた。
「わ! 美味そー!!」
ソイラはスコーンを手に取り、様々な角度から眺める。
「味付けもあるわよ。」
サルトは蜂蜜やジャムの入った瓶をテーブルな置いた。
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