小説1-V
第二節
しばらく進むと、前方に目的地らしき塔が見える。
「見えた!! きっとあれだ!!」
「いよいよ最後の鍵ね…」
レイ達は塔に到着した。
強風から逃れるように、レイ達は塔の入り口から中へ駆け込んでいく。
レイ達は一安心したように、ホッと息を吐いた。
「さて、最後の戦士はどこに…」
「お、ちーっす。」
「…ん?」
聞き覚えのない声に、少し戸惑いながらも声の聞こえた方向に目を向ける。
「ヤッホー、話に聞いてた戦士って貴方達?」
そこには、一人の女が紅茶の入ったカップを片手に、テーブルの前の椅子に座ってレイ達に手を振っていた。
「あぁ、そうだ。じゃあアンタが…」
「そ、最後の戦士。サルトよ。どうぞよろしくー。」
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