小説1-V
第七節
「どうなってやがるあの野郎…!! いろんな能力のオンパレードじゃねえか!!」
「考えてる暇はないみたいだぞレイド…見ろ!!」
周りに生えた木々が、突然燃えだした。
木々はレイ達の方に向かって倒れてくる。
「走れー!!」
レイのかけ声と同時に、仲間達は走った。
倒れてくる木々を避けながら、レイ達は走る。
「あっ!!」
テリナが転んでしまい、そこへ標的を定めたかの如く倒れてくる木に潰されそうになる。
とっさにフレイヤが変化し、テリナの元に走る。
倒れてくる木の下に体を滑らせる。
左の前足を軸に体を回し、テリナの前にフレイヤの尻尾が現れる。
テリナはとっさにそのフレイヤの尻尾を掴む。
勢いを殺さぬようそのまま体を回し、フレイヤは尻尾に掴まるテリナに勢いをつけ、投げるように飛ばした。
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