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小説1-V
第七節
「ん?」



爆発が止んだ後ろから、さらに水の力が飛んできた。

そして、その水の力はワスプルに当たり、そして彼を包んだ。



(体の動きが遅く…さっきの攻撃は囮か…)

(これであの子は上手く動けない筈…!!)



ラルスはすぐに能力を高め、再び攻撃を仕掛ける。

水の槍を6本ほど作り、ワスプルに向かわせる。

そして、水のレーザーを連続で放つ。



「…」

ワスプルは冷静に能力を展開する。



ワスプルの左右斜め上から、巨大な炎が帯状になってラルスの水の槍を蒸発させる。

そして、水のレーザーには火の玉を複数飛ばし、起爆させてレーザーを迎撃する。

「だったら…!!」



ラルスは、人一人程度なら軽く飲み込める大きさの水流を操り、ワスプルに向かわせる。

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