小説1-V
第六節
「…!!」
サマイルが槍の突き刺さる地面ごと剣で抉って持ち上げる。
それをソイラが遠くに蹴り飛ばした。
槍は大爆発を起こし、金属片を辺りに撒き散らした。
すぐにサマイルが能力で壁を作り、皆を守った。
「次のが来るぞ!!」
ケンタウロスは大量の水を周りに集め、津波を起こした。
「まとめて流す気かよ!!」
「守ってみろと言った筈だぞ。」
容赦なく襲いかかる津波を前に、ソイラが能力を練りながらケンタウロスを睨む。
「ナメんなぁぁ!!」
ソイラは炎を発射し、爆発させた。
津波の一部が吹っ飛び、仲間達のいる場所に水は来なかった。
「ふぅ…間一髪。」
ソイラが安堵の表情を浮かべた瞬間、レイ達の周りを囲むように木々が生え出してきた。
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