小説1-V
第七節
「ヤァ!!」
ネルは短剣を強く振るい、強い突風と風の刃を放った。
「何!?」
水の刃は風の刃によって全て切り裂かれ、そのままサオウに襲いかかる。
「負けるかよ!!」
サオウは水の力を前方に放ち、それを弾けさせる。
風の刃は全て消滅したが、サオウは突風によって飛ばされる。
「くっ…!!」
サオウは空中で向きを変え、森にある木の内の一本に足を乗せる。
そして、木を蹴ってネルに向かって飛んでいく。
「!?」
ネルは風の力を両手に宿し、空気を圧縮している。
「いけ!!」
圧縮した空気に風の力を流し、サオウに飛ばした。
「圧縮…まさか…!?」
圧縮した空気はサオウ付近で爆発し、同時に風の刃を周囲に拡散させた。
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