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小説1-V
第四節
「二度言わんとわからんのか? 帰れと言ったんだ。ここは危険なだけだ。」

「だってよレイ。ささ、帰ろうぜ。」

あっさり引き下がるジョウを横に、レイは引き下がらない。



「俺にはそれだけの場所には思えない。」

「だろうな。だが、それはお前が能力者だからだ。」

「何? どういうことだ?」

「ここ四國嶽は"能力"によって満たされている。能力者にとっては癒される空間だろう。」

「そういうことか…」

「だが、能力者でない者にとっては、ここはまさに"災害の山"だ。」

「…それでも通りたいと言ったら?」

「…後ろにいる4人は能力者ではないな? その者達を守れるか、私と戦うことで試させてもらう。」

「オッケー…!! 良いよな皆!!」

レイの後ろで、仲間達は頷いた。

「良かろう。ではいくぞ!!」

ケンタウロスは手に槍を出現させた。

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