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小説1-V
第八節
男の名はラムド。

その抜け目のない性格と頭脳で幾度もレイ達を危機から救ってきた"英雄達"の1人である。



レイ達は朝ご飯を食べながら、ラムドと話していた。

「去年の今頃も偶然会わなかったか?」

「"偶然"は、それだけじゃないわよ。」

「何? まさか…」

「そ。またテリナの所に向かってるの。」

「あぁ、なんだそっちだったか。」

「ん?」

「いや、てっきりまたデカい事件にでも巻き込まれたのかと思ってな。」

「…残念だけどラムド。その可能性、割とあるのよねぇ…」

「…そうか。じゃあ今回も、同行させてもらうか。ちょうどこれから帰るところだったしな。」

「仕事は良いの? もしもの時に困るんじゃ…」

ラムドは国の安全保障委員会で働いている。

「問題ない。今は長期休暇だ。」

「そう、じゃあお願いね。」

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あきゅろす。
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