小説1-V
第八節
まずは下段から右上への切り上げ。
サマイルはなんとかガードする。
しかし、今度は反対方向からの袈裟切りが来る。
サマイルはこれもまたガードする。
次はサマイルから見て右からの横凪ぎ。
サマイルは後ろに跳んで、何とか避けた。
「フン!!」
しかし、アドロスは距離を強引に詰めて攻撃を続ける。
次の攻撃はサマイルから見て左下からの切り上げ。
サマイルはガードするが、ガードを上に弾かれてしまった。
「もらった!!」
アドロスは真上から剣を振り下ろす。
「…っ!!」
サマイルは踏みとどまり、ガードを間に合わせた。
「!?」
「気づいたか…だがもう遅い!!」
サマイルとその周辺に、地の力が働いていた。
「動けまい…!!」
アドロスはサマイルから離れ、そして何やら宝石を取り出した。
「宝石…まさか!?」
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!