小説1-V
第六節
「僕がやります。」
「サマイル?」
「任せてください。」
「わかった。頼んだぞ!!」
「はい。」
サマイルはアドロスの前に躍り出た。
「一騎打ちにルール等は?」
「1対1ならば良い。それ以外は無い。」
「召喚術は使っても?」
「どんな力でも、それがお前の力ならば使いたいだけ使え。」
アドロスは大地からまた一筋の光を出し、その中から1本の剣を取り出した。
サマイルの剣より一回り小さいが、それでもなかなかの大きさを持った剣だ。
「わかりました。では…」
サマイルとアドロスは互いに剣を構えた。
「サマイル=マークス。いきます!!」
「アドロス=キュールハウゼン。参る!!」
サマイルとアドロスは互いに向かって走り、2人の剣が交差するようにぶつかる。
「なかなかの腕だ…!!」
「そちらこそ、お強い!!」
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