小説1-V 第四節 「4人の戦士か…」 「えぇ。どうする? ソイツらが番人なら、戦いは避けられないと思うけど…」 「迷ったって仕方がないだろ。話すにしても戦うにしても、行かなきゃ始まらない。」 「そうね。わかった。」 ――― レイ達は、いくつかの街に寄りながら、話にあった岩山に到着した。 人が来ることは想定していないらしく、道らしき道はまるで見当たらない。 周りは岩山らしく岩だらけで、歩いて進むことも困難である。 鹿のような生き物をたまに見かけるが、こちらに気づくとすぐに逃げ出していった。 天候は曇り―― 遠くから、烏の鳴き声が聞こえてくる。 「今にも、何か出てきそうな雰囲気だな。」 「こんな場所に鍵を持った戦士なんて、本当に居るわけ?」 [*前へ][次へ#] [戻る] |