[携帯モード] [URL送信]

小説1-V
第五節
―――



一行はレイズドサードに到着し、乗船所から外に出た。

「どうやら、ここが最東端の大陸らしいな。」

「そうなの?」

「さっき乗船所の中でレイズドランドの全体図を見た。」

「あーそうなの。」

「それより、もっと奇妙な事がわかったぞ。」

「奇妙な事?」

「これを見てくれ。」

ラムドはそう言って懐からレイズドサードの大まかな地図を取り出す。

「どうしたのそれ?」

「さっき売店で買った。それよりこれだ。」

地図を広げると、奇妙な事とは何なのかがすぐにわかった。

「これは…」

大陸の中央だけが異様に細く、大陸が瓢箪のような形になっているのだ。

大陸の東西に変わった所はないが、真ん中で隔てられ、真ん中の細い場所は東西を行き来する道があるらしい。



「まぁとりあえず、いくつか街を回ってみるのが良さそうね。」

「そうだな。」

レイ達は歩き出した。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!