小説1-V 第二節 翌日―― レイ達はレイズドセカンドの南東に位置する町で一泊した。 現在、乗船所にて船の出発を待っている。 「よし、このレイズドサードで最後だ。」 「今度こそ、ベルムさんが居る筈よね。」 「あぁ。料金も足りるみたいだし、問題なさそうだ。」 「でも、ジョウが言ってた兵器っていったい…」 「わからん。だが、あの時のジョウの話しぶりからすると、かなり規模のデカい兵器なのかもな…戦艦か或いは…」 「どこか攻撃するのか、それとも威嚇か…」 「…もはや、ベルム殿を見つければ良いだけの問題ではなくなってきたな。」 「そうね。ピューリアスが何企んでるか知らないけど、アイツを止めないと…」 「レイ、お前はどう思う? 奴の企みについて…レイ?」 しかし、レイからの返事がない。 「レイ!!」 ラムドが強めに声をかけると、レイはハッと気づいた。 「あ!? あぁ。」 「レイ、大丈夫か?」 「だ、大丈夫だよ!!」 [*前へ][次へ#] [戻る] |