小説1-V
第七節
一行は村の村長と食事をすることになった。
「おいジョウ!! そこにあるエビくれよ!!」
「あー!? やだよ!! これは俺んだ!!」
ネルは頭を抱える。
「ごめんなさい…本当に…」
「いえいえ、食事は大勢の方が楽しいでしょう?」
「はぁ…そういうもんですか?」
一行は食事を終え、村長宅の客室で休んでいた。
「はー食った食った。」
「こりゃしばらくは動けねーな。」
サマイルがあるものを見つけた。
「これは…」
「ラジオだね。」
「そうですね。」
ラルスがラジオのスイッチに手を伸ばす。
「勝手に触れて良いんですか?」
「サマイルさん、ラジオは聞くためにあるの。」
「…そうですか。」
サマイルが苦笑いする横でラルスはラジオのスイッチを押した。
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