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小説1-V
第九節
レイ達は話すのもほどほどに、山脈を越える為に出発した。



「よし、見えたぞ!!」

先頭のレイの声を聞き、仲間達は急ぎ足でレイの元へ向かった。





「これは…!!」

そこには、とてつもなく大きな敷地の中に、様々な施設が建てられていた。



既に太陽は沈み、辺りは真っ暗となっているが、その敷地だけは大きな照明が至る所に設置されており、凄まじく明るい。



「研究所に見えねえ建物も幾つか見えるが…」

「あぁ。確かに…」

太い金属製の配管が建物の横から複雑に伸びた、煙突があるその建物はどう見ても工場にしか見えないのである。

その建物に、倉庫と思しき建物の開いたシャッターから出たトラックが向かっていく。



「とりあえず、調査団の皆を探そう。近くに居るかもしれない。」

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あきゅろす。
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