小説1-V
第八節
「いや、ほら…意図的にこの場所に置かれたような雰囲気だった気がして…」
「あー…なるほどなるほど。つまり、自然にここで生息してたっていうよりは誰かがここに配置したような雰囲気だった…ってこと?」
「そうそう、そういうこと!! ネルはどう思う?」
「…ここ最近のアンタ鋭いからねえ。んー…まぁそれが正しいと仮定して…誰が? 国の人間くらいしか思い当たらないけど。」
「俺もそう思う。この先にある“何か”を守る為に魔物を配置したって考えれば…」
「辻褄は合うってわけか…それほどまでして守りたいものっていったい…」
「確かにな。そんなに研究所が大事なのかな?」
「国有地に研究所があって、そこでやってる研究の結果として銀の騎士みたいなのが生まれるんなら…ヤバいわね。」
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