小説1-V
第七節
「残りは任せて下さい!!」
サマイルが剣を逆手に持ち、それを地面に突き刺す。
「な、何だ!?」
すると、地の力が地面から光を放ちながら漏れだしてくる。
「食らえぇ!!」
地の力が爆発を起こし、周辺の魔物全てを吹き飛ばして葬った。
サマイルは剣を引き抜き、笑顔のまま剣を蔵った。
「片付きましたよ。」
「そ、そういうことするんなら事前に言っといてよ!!」
「おや、ソイラさんも事前には言っていなかったようですが?」
「いやー流石はサマイルね!! あっという間に全滅しちゃうんだから大したもんよね!!」
「わかってもらえたようで何よりです。」
ネルは、先ほどのレイの言ったことを思い出す。
「そうだレイ、さっき話してたけど…」
「あぁ、さっきの魔物達なんだけどさ…何ていうか、生息してる感じがしなかったんだ。」
「…ん? どういうこと?」
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