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小説1-V
第二節
シスタルに呼ばれると、調査団のデータ管理を担当する団員が現れて、端末を操作する。



端末にレイズドセカンドの地図を表示し、シスタルやレイ達に見せる。

「大陸中央には南北に伸びた山脈があり、そこを境に大陸西側が住宅地、東側は国有地となっています。」

「国有地? 具体的に何があるんだ?」

「申し訳ありませんが…能力に関する研究所があるということくらいしか把握できておりません。国側の情報管理が徹底されているようで、それ以外の情報が無いのです。」

「何か少しでも情報は…」

「そうですね…我々の調べでは、夜中に貨物船が出入りしているとか…」

「貨物船が出入りしていて…その上、能力に関する研究所が存在していて、その内部で行われていることはわからない、か。怪しさは増すばかりだな。」

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