小説1-V
第九節
―――
レイ達はその大きな街に到着した。
「あれ…コロシアムは? この町だったはずだけど…。」
見回す限りでは、それらしき建物は見当たらない。
「聞いてみるか?」
「そうしよう。」
レイ達は散らばり、聞き込みを始めた。
「ん?」
「あっ、あれは…」
「おっ、この前の兄ちゃん達じゃん!!」
「やっぱり、あの時の!!」
レイとネルが出会ったのは、以前武器の強さについてレイ達に話していた男だった。
「へー、今度は凄い武器持ってんなぁ。"強さ"をビリビリ感じる。」
「やっぱり凄い剣なんだな…」
「売ったら結構な値になると思うぜ。」
「いや、売るつもりは…それより聞きたいことがあるんだけど…」
「あん?」
「賭け試合をしてる闘技場があるって聞いたんだけどいったいどこに…」
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