小説1-V
第六節
翌朝――
運良く食べた魔物で体を壊すことなく、無事朝を迎えることができた。
「レイ、起きなさい。行くわよ。」
「うーん…あと50分…」
「長いわよ。ていうか、アンタが起きないと結界の所為で出れないから、早く起きてくれない?」
「むにゃ…そうだった…ん〜〜ッ…!!」
レイは体を起こし、そして伸ばした。
「朝飯は?」
「また魔物の丸焼きは御免よ。近くの村に着いてから。」
「わかった。ふぁっ…あぁ〜あ…」
そして、近くの村にたどり着いた。
「この村に来たのはこれで何度目になるかな?」
実はレイ達は何度か、この村に訪れたことがあるのだ。
その時期は偶然にも、過去訪れた時と同様、ちょうど今の時期だった。
「この村とも、何かと縁があるわよね。」
「確かに。じゃあ早速行こうぜ!!」
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