小説1-V
第七節
「八大兵器群?」
「“属性兵器群”とも呼ぶ。この世界とは違う世界…いわゆる並行世界というやつだな。その並行世界に存在する、別の私が作った恐ろしい兵器だ。世界その物を破壊するほどの属性の力を持つ兵器…それがあらゆる並行世界に8つ存在する。」
「せ、世界その物を!?」
「本来なら世界を守るための兵器だったんだが…その兵器の本体は“自立粒子”でな。自分達の“意志”が少なからず存在しているんだ。その自立粒子があらゆる人や物に宿り、力を発揮する。何に宿るかはわからない。」
「つまり…兵器なのに意志があると? じゃあ勝手に動いたり…」
「あぁ。自立粒子が身の危険を感じた場合のみだが…その場合、必ず暴走する。暴走したら誰にも止めることは不可能…やがて世界は崩壊するだろう。だが、宿った人や物を単に傷つけたり破壊するだけでは暴走はしない。」
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