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小説1-V
第一節
隠された国フォウズで、テリナを呼ぶ声の正体をつきとめたレイ一行。

新たな武器を手に、一行は再びテリナの父ベルムを探す為にレイズドランドに向かおうとしていた。



レイドの家で一休みしたレイ達は翌朝にサザンデール王国を出発し、イーストキャニオンへと向かった。





「よし、着いた。」

イーストキャニオンに到着したレイ達が、早速発着所に向かおうとした時だった。

「…ん?」



レイが突然歩みを止める。

「レイ? どうしたの?」

突然の事に仲間達は少し慌てるが、すぐにレイを追いかける。



「何か…変な気を感じるんだ…」

「何かって何よ?」

「わからないけど…あっちに…」

レイは少し早足になる。



「ここだ…」

たどり着いたのはイーストキャニオンの西側の何もない荒野だった。

「こんな何もない所に…?」

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