小説1-V
第九節
「じゃあ次は新しい武器ね!! 最初は…ソイラちゃん!!」
「うぇ!? あたし!?」
「うん。ほら、持ってきてー。」
「もしかして剣じゃ…」
「違う違う、これよこれ!!」
兵士が持ってきたソイラの武器は、ガントレットとレガースだった。
「とりあえず着けてみ。」
ソイラは言われた通り、とりあえず装着してみた。
「…かっけー…」
「気に入ってもらえて何より。」
「サンキュー!! 大事にする!!」
「どういたしまして。あと強度なんだけど…」
「強度?」
「ちょっちガードしててくれる?」
「あ、うん。」
ソイラは両手を自分の前で交差してガードの体勢を取る。
「ほれ。」
ネイレールは隣にいる兵士の背中をポンと叩いた。
「え!?」
兵士はソイラのガード目掛けて槍を思い切り突き出す。
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