小説1-V
第七節
「あの…傷んでるって…」
「あぁ、あなた達の武器なんだけど、結構傷んできてるのよ。」
「え!?」
レイドとラムドは互いの顔を見合わせた。
「でも手入れはちゃんと…!!」
「うん、わかるよー。確かによく手入れされてる。でもね、やっぱり使ってると負担ってのはたまってくもんなのよ。結局本格的な修復をしないとね。」
「…ネイレールさん、もしかして…」
「あ、わかった?」
「我々の武器をそちらで修復してくれると?」
「ピンポーン、大正解!! ほら、あなた達だけ新しい武器無しになっちゃうじゃない? あなた達には必要ないけどお礼の品がないってのもねえ…」
「それで修復を…」
「ここの鍛冶技術なら完璧に修復できるけど、どうする?」
ラムドは微笑しながらレイドをチラッと見る。
レイドはラムドに答えるように笑った。
「お願いします。」
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