小説1-V
第十節
「クソッ!!」
レイドはギリギリのところで躱し、起き上がってサイスの方を向く。
「能力も通じねえか…!!」
「だったら直接ぶっ飛ばすだけだぜ!!」
ガァンが斧で1発2発とサイスにダメージを与えていく。
「トドメだ!!」
ガァンが最後に大きな一撃をサイスに与え、サイスはぶっ飛んで倒れた。
「へっ、もうおねんねかよ!!」
「フ、ふフフ…」
「!?」
「その程度か…」
サイスは起き上がり、再び邪剣を構えた。
「傷がふさがってやがる!?」
ガァンの攻撃によるダメージは全て治っており、まるで効いていない。
「よし…いけるぞ!!」
「レイ!!」
ネル達からの強化を終え、レイがサイスに対面する。
「私達もレイを援護するわよ!!」
「了解です!!」
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