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小説1-V
第三節
瘴気は旋風となり、それが辺りに2、3個ほどできる。

その旋風となった瘴気から、魔物が現れた。

「これは凄い…!! 誰にも負ける気がしない!!」



魔物共はレイ達を睨み、臨戦態勢となる。

「クッ…!! 皆、戦えるか?」

「ラルスやソイラはもう少しかかるが、他は皆大丈夫だ。」

「わかった!! 皆、いこう!!」



魔物共は一斉にレイ達目掛けて襲いかかった。

魔物の振りかぶる腕をレイが剣で切り、そのまま袈裟切りで魔物を1体葬る。

その後ろから現れる魔物をサマイルが地の力で押し潰す。

「フッ!!」

レイドが魔物1体に氷狼牙を素早く振るう。

しかし、魔物は後ろに下がりつつ、腕の甲殻で上手く受け流すように氷狼牙を躱す。

「野郎…!!」

レイドはそのまま連続で振るが、全て同じように躱される。

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