[携帯モード] [URL送信]

小説1-V
第二節
「瘴気の烈風!?」

瘴気はガゼルを容赦なく襲った。

瘴気が止むと、ガゼルの体は骨だけになってしまい、そのまま朽ち果ててしまった。



「な!?」

キサラに驚きと恐怖が走り、レイ達にかけられていた能力が解かれた。

「よし、動ける…!!」

「…う…あぁ…」

キサラは恐怖のあまり、体が竦んでしまっている。

(殺らなければ殺られる…!!)

キサラは走り、サイスに向かって飛びかかった。

「いかん!! よせー!!」

「!?」



邪剣から解放される瘴気がキサラを襲う。

骸となった瞬間のガゼルが、キサラの頭によぎる。

(死…!!)

キサラはとっさに自身の能力で己を包んで結界を作った。

“アぁあァぁアァアアあぁあァ!!”

瘴気は結界を腐らせ、炸裂させてしまう。

「うわぁあ!!」

キサラは吹っ飛ばされ、壁に体を打ちつけた。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!