小説1-V
第一節
邪剣を探して霊園の怪しげな建物を探索するレイ一行。
厳しい戦闘を繰り返す中、ついに邪剣が祭られている祭壇を発見したが、そこでかつてレイ達を助けた男、サイスに出会うのだった。
「どうしてサイスさんがここに!?」
「剣を戻すんだ!! それは邪剣だぞ!!」
しかし、サイスはそれを聞こうとはしない。
ガゼルが傷を押さえながらサイスに言う。
「腰抜けが何の用だ!! 戦いを恐れて兵団を抜けた貴様が…!!」
「この剣があれば、誰も僕に刃向うことはないし、それに誰にも負けない力を使えるようになる…」
キサラもサイスに言う。
「やれるものならやってみろ…何も起こりはしない!!」
「…」
サイスは無言でガゼルに向けて剣を振るった。
“ぐァあァアぁアァぁあアぁあぁ!!”
「!?」
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