小説1-V
第十節
「グォオオォ!!」
白い体毛を持つゴリラの様な魔物が、扉を破壊しながら現れた。
「コイツは…流石に予想外だな…!!」
魔物は怒り狂い、レイ達に突撃してきた。
「逃げ場なし…だったらやるしかねえか!!」
「みたいですね!!」
サマイルとガァンが2人がかりで魔物を受け止める。
「グオゥゥ…!!」
しかし、魔物の勢いを完全には止められない。
「クッ…!!」
「純粋な筋力ではかないませんね…!!」
ソイラが魔物に勢いよく殴りかかる。
「こんのぉぉ!!」
拳は魔物の額に直撃した。
「!?」
「ウガァァ!!」
魔物は怯まず、雄叫びをあげながらソイラを頭突きで弾き飛ばす。
「うぐぁ!!」
「ソイラ!!」
「クッ…!! 完全に入ったと思ったんだけど…!!」
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