小説1-V
第六節
レイドが作った道を塞がれる前に、ラムドは急いで突撃する。
イカズチとライデンの両方を右手に持ち、雷の力を強くためる。
「いけぇぇ!!」
ネルの力によって強化された電撃は、蛙型の魔物を容赦なく黒こげにした。
「よっしゃ!!」
「じゃあ残りの奴らもちゃっちゃと始末しちまおうぜ。」
「言われなくても!!」
ソイラとガァンが残りの魔物を手早く片付けた。
「なんか、どんどん手強くなってないか?」
「うん、そんな気がする。雑木林にいた魔物よりは強いように思ったかな。」
「“邪剣”が関係してるのかな…」
「じゃあ下に行けば行くほど手強くなるの?」
「わかんないけど、気を引き締めて行こう。さっき俺が感じた“何か”も気になるし…」
レイ達は階段を下りていった。
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