小説1-V
第十節
「ふぅ、なんとかなったな。」
「しかし、どうする? 強化兵の大隊を作ろうとしているのは間違いないようだが…」
「あぁ。こっちから攻めるのもなぁ…相手の出方を見るしかないか。」
ソイラがそれを聞いて納得のいかないという表情をしていた。
「なんで? さっさと潰しちゃえば楽じゃない?」
「具体的な戦力の規模がわからないんじゃ無理よ。返り討ちにされるかも。」
「あーそっかぁ…」
「はぁ…一旦町に戻るしかなさそうね。」
レイ達は全員同意し、町に戻ることにした。
戻ってきたレイ達は、町の中央に位置する、噴水のある広場で話し合っていた。
「さて、じゃあどうするか。」
「情報を集めながら、数日待機するってのはどうだ?」
「そうするのが妥当かなぁ。」
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