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小説1-V
第六節
訓練所内ではバート兵がやってきた若者達に戦い方や武器の使い方などを教えているようだ。

敷地内は開けた場所で、石の塀がそれを囲っている。

敷地中央にはやや大きめの建物があるが、屋外に出ている人間の方が多く感じる。



レイドは辺りで何をしているか確認しながら、周りの人間に触れないよう注意して訓練所内を進む。

(しかし、ずいぶん人数が多いな…大隊を作ろうとしてるだけある…ん?)

レイドが何かを発見する。



「イメージするのが大事だ。自分の手足に能力が伝っていくのをイメージしてみろ。あとは感覚に従うのみだ。」

(…これは…能力の訓練か…!!)

周りを見回してみると、同じような訓練をしている者がよく目に留まる。

(タトゥー持ちも居るな…封印解除されてるのは間違いねえか。)

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