小説1-V
第四節
レイ達は近くの人から話を伺うことにした。
「大隊!?」
「そうなんだよ。ほら、これ。」
若者が持つ広告には確かに“大隊結成の為の兵士求む”と書いてある。
「情報の提供どうも…」
「はいよー。」
レイ達はその場を去り、宿泊代を支払って宿屋を出た。
「強化兵の大隊か…」
「ねえ、流石にマズいんじゃ…」
「あぁ。戦況は大きく覆る。」
「精鋭を失ったバートが数でごり押して、今度はロルが危険にさらされる…って感じか…」
「そんなとこだろう。これは放っておくわけにはいかんな。」
ゼンが小さく挙手して言う。
「あの…一般人を強化兵にするつもりなら訓練所とかあるんじゃないかな?」
「…!! それだ!! 行こう!!」
「でも場所は…」
「どうにかして調べよう。兵の募集が広告にあるくらいだ、きっとすぐにわかる。」
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