小説1-V
第二節
―――
「レイ、起きろレイ。」
「んー…あー…よく寝た。」
別室ではレイが皆に起こされ、ようやく目を覚ましたところだった。
「レイ、テレビを見てみろ。」
「ん?」
レイは目をこすり、テレビを見つめる。
「速報です。先日決定となった"究極の特殊精鋭"の解放が急遽中止となりました。」
「…ふぅ、これで一安心だな。」
安心したレイは体をググッと伸ばした。
一方、バート城――
「親父…"究極の特殊精鋭"達がやられたそうだ。ガリーナもやられたらしい。」
「バカな…!! 奴が消されただと!?」
「…マズいぜ親父。他に手はあるのか?」
「次だ。次の手はまだある。」
「何があるってんだ? 精鋭も皆やられたってのに…」
「禁じられた“あの武器”を使うさ。」
「あれか…扱える奴がいるとは思えねえが…」
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