小説1-V
第二節
大陸を本格的に回り始めたレイ一行。
新たにガァンを仲間に加え、レイ達は進む。
「次はどこに向かうんだ?」
「北の山脈だな。そろそろ日暮れも近いし、急いだ方が良さそうだ。」
遥か西に沈んだ夕日は遠くの下の空を少しばかり染め、空を占める紺色の中にはちらほら瞬きが見える。
北に目を向ければ山の中腹で何やら光っている。
「村があるかもしれないな。」
「かもしれない、というより間違いないだろうな。」
「じゃあ早速行くか。」
レイ達は山脈の麓に位置する村で一休みしていた。
「やっぱり村があったんだな。」
「でも光ってたのはここじゃないよね?」
「そうなのか?」
レイドが後ろから言う。
「ああ、違うな。ここはまだ山の麓だ。光が見えたのは山の中腹だ。」
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