小説1-V
第十節
「まだまだ…!!」
蔓がレイドとソイラをまとめて弾き飛ばす。
2人はレイ達のいるところまで飛ばされた。
「こうなったら…!!」
魔導士の女は魔導書を光らせる。
すると花びらが散り、辺りにばらまかれる。
「何だ!?」
ラルスが突然大声で話す。
「あの花びらに触れちゃダメ!! 幻覚に閉じ込められる!!」
「何!?」
「レイ君!!」
レイがサマイルの作った壁の上に立つ。
「任せてくれ!!」
剣を足元に突き刺し、剣からV字型のレーザーを放つ。
左右のレーザーは上下に動き、花びらをかき消す。
「ソイラー!!」
花びらをほぼかき消していることを確認したレイが、ソイラを強く呼びかける。
「いっけえぇぇ!!」
ソイラはサマイルが作った壁を思い切り殴り、破壊した。
同時にレイは勢いに乗るように跳んだ。
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