小説1-V
第四節
「そらそら、ドンドンいくぞ!!」
銃口がレイ達に向いた瞬間、サマイルが石の壁を作る。
「隠れて!!」
銃声が連続で鳴り響き、弾丸が壁に当たる。
「防いだか。なら…」
男はハンドガンから空になったマガジンを捨てた。
「こんなのはどうだぁ!?」
捨てたマガジンを空中で蹴り飛ばす。
マガジンはサマイルが作った壁の、レイ達から見て斜め前側の地面に落ちる。
「マズい!!」
そこに埋めてあった地雷がそのマガジンに反応し、爆発する。
その爆発によってサマイルの作った壁に亀裂が入っていく。
その間に男はハンドガンのリロードを完了していた。
そして、再び連射を始める。
「どうしたどうしたぁ!! 引きこもってるだけかぁ!?」
「このままじゃいずれ…!!」
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