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小説1-V
第二節
「じ、地雷…」

「ソイラちゃん、足は繋がってるか?」

「うん、大丈夫…」

ソイラは震える手で自分の足を撫でるように触った。



「刺さってるナイフの意味はわからないけど、とりあえずここは地雷だらけってことはわかったな…皆、気を付けるんだ!!」

安心したソイラを横に、レイが仲間達に警戒を促す。



「チッ、ダメだったか。」

「あれは多分、感づかれましたわね。」

「仕方ねえ。行くぞ。」

どこからか誰かの声が聞こえる。



「誰だ!?」

「これから俺らとお前らのどっちかが死ぬってえのに、名乗って意味あんのかよ。」



声がしたのは天井からだった。

レイ達が目線を上げると、魔導書を持った女を抱きかかえる全身に武装を固めた男が落ちてきた。

男は地面に突き刺さったナイフの柄に着地した。

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