小説1-V
第一節
変装作戦が功を奏し、バートの塔に到着したレイ一行。
その内部で"究極の特殊精鋭"達と戦いながら、一行は最上階を目指す。
バートの塔内部は相変わらず魔物だらけだったが、フォウズに入ってからここまで戦ってきたレイ達にとっては苦にもならなかった。
「よし、次の部屋に着いたぞ。」
「ここは…?」
部屋の構造は相変わらずほとんど同じだが、今回は地面に大量のサバイバルナイフが突き刺さっている。
「何だこれ?」
「誰も居ないし…さっさと行こう!!」
「あ!! ソイラ!!」
ソイラが先走って出口に向かう。
その瞬間、地面から何かスイッチを押したかのような音がする。
「!?」
ラムドが直感的にソイラに弱い雷の力を素早く放つ。
ソイラもラムドと同じ予感がしたのか、後ろに跳んだ。
ラムドが流した雷の力が電磁力となり、ソイラを引き寄せる。
次の瞬間、音が鳴った地面が爆発した。
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