小説1-V
第八節
「クキ…カ…ケァァ!!」
クレイデーモンは奇声をあげながら、魔物を次々と八つ裂きにしていく。
「サマイル、あれは大丈夫なのか? 今にもこっちに振り返って襲いかかってきそうなんだが…」
「大丈夫ですよ。彼は我々の味方です。」
「彼って…あれ男なのか?」
「えぇ。本で見ました。」
「の、載ってたのか…」
クレイデーモンが前方の魔物をなぎ倒し、左右に漏れた魔物をレイ達が仕留める。
そうして進んでいくと、広い部屋に出た。
競技場の様な雰囲気で、部屋の周りには観客席らしき場所がある。
その観客席に、人影が2人ほど見える。
「なんだアイツら? 見ない顔だな。」
「ウッヒョー!! 侵入者だ侵入者!! やっぱあの魔物共役に立たねーな!!」
「じゃあ仕方ないな、俺達で相手するしかないか。」
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!