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小説1-V
第七節
バートの塔入り口の扉をレイドが切り捨て、塔に入る。



「な!? こりゃあ…!!」

塔内に入って早々に、魔物の群集に遭遇する。



レイドが魔物の首を切り落とし、倒した。

「なんで魔物が!?」

「警備用じゃないの? まぁ何にせよ、倒さないとね!!」



サマイルが宝石を素早く取り出す。

“我に代わり悪を裁きし処刑人よ…その名の由縁、今ここに知らしめよ!!”



宝石が激しく光り出した。

“出よ!! クレイデーモン!!”



光が一カ所に集まり、その中から異形の姿を持つ何かが現れる。

濃い紫を主とした色合いの体に、蝙蝠のような翼が2対。

首から下は人間とは程遠いが、顔付きは人間の女性にかなり近い。

4本の手に持つ大鎌2つと槍2本がその異形ぶりをさらに煽らせる。



「こりゃまた、すげえの呼んだな…!!」

「奴らを散らせ!! 遠慮は無用です!!」

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