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小説1-V
第二節
兵団の動きが止まった。



レイドが冷静に話し出す。

「もう夕方だからな。この街に留まって兵達を休ませるんだろう。」



―――

ジョウが兵士に話を聞く。

「そういやバートの塔ってどんなとこなんすか?」

「ん? 知らないのか?」

「えぇ、お恥ずかしながら…"究極の特殊精鋭"を隔離してるってのは知ってるんですけど…」

「まぁバートの塔は寧ろ知らない方が普通か…5階層の円柱状の塔で、あそこは用済みになった捕虜を置いとく場所なんだよ。」

「用済みになったならなんでさっさと処刑とかしないんです?」

「面倒なんだってよ。処刑人の準備だの時期はいつにするだの…でも"究極の特殊精鋭"なんてヤバい連中が隔離されてるバートの塔にとりあえず放り込んどけばソイツらが勝手に殺してくれるからな。」

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