小説1-V
第三節
小高い丘を越えると、大きな町が見えてきた。
「お、あれは…」
「見えてきたわね。」
「行こう。」
レイ達はやや急ぎ足で町に入っていった。
町の中央広場でレイ達は話し合う。
「よし、じゃあ二手に分かれて情報収集だな。」
「集める情報はバート卿の動きに関してね。」
「おう。そんじゃあ、一旦解散。」
レイ達は二手に分かれた。
聞かずとも、既に町のあちこちでバート卿の噂話をする声が聞こえてくる。
町も大きいので、人も多い。
「ん?」
ガァンがある売店に並べられた何かを発見する。
「ガァンさん?」
「買い物だ。ちょっと行ってくる。」
ガァンはポケットから小銭を取り出し、店員に渡して新聞を買った。
「どうですか? 何か情報は…」
「あぁ、あるぜ。一面の記事にな。」
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