小説1-Ⅲ
第一節
己を鍛える為、そして4属性の力を宿すタトゥーを持ったフォウズ人だったテリナを守るため、修行を積み、ついにバート領に足を踏み入れたレイ一行。
そこでタイガ=シノノメと長谷部雪平と出会い、フォウズと和ノ地の繋がりを知る。
ロル側の騎士に襲われるも、タイガに助けられた一行は、さらに前に進む。
｢しかし、なんでロル卿に狙われたんだろう…｣
｢何がよ?｣
｢さっきの騎士達よ。テインさんの差し金って言ってたでしょ?｣
｢あーそういえば。あたし等を試してるんじゃない?｣
｢試す…可能性はあるかもね。｣
｢あ、そうなの?｣
｢アンタ自分で言ったんでしょ…｣
｢いやー適当適当。それより、なんで可能性あるの? あたし等が十分な戦力になるかを試してるとか?｣
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