小説1-V
第七節
「あら、アンタ自分のも買ってきたの?」
「うん、皆が頑張ってる姿見てたら喉乾いちゃって。」
テリナが飲み物を一口飲み、自分腰掛けている場所のすぐ横に置く。
しかし、置いた場所が不安定だったのか、カップが傾き、倒れかかる。
「あ…!!」
テリナは慌てて受け止めたが、わき腹辺りを湿らせた。
「あーあ、何やって…!?」
テリナの着ているシャツの、飲み物のかかった部分が透け、薄く肌が見える。
「テリナ…それって!? "タトゥー"!?」
「…」
騒ぎを聞いたレイ達の修行の手が止まった。
「バレちゃった…ね…」
「そっか、アンタがレイズドアイランドで泳がなかったのって…」
「そう…これが原因。」
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