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小説1-V
第六節
ロル城で、テインの娘ネイレールに出会ったレイ一行。

バート側から一方的に攻撃を受けるロル側の味方をすることにしたレイ一行は、バート領との領境に向けて足を進める。



現在レイ達は東に進み、町の大きな通りを歩いている。

「号外!! 号外だよー!!」

「ん?」



新聞の配達員らしき人が、何か配っている。



「号外!!」

ガァンが近づき、それをもらってきた。

「あーなになに? …"領境でバートとの夜間衝突"?」

興味深い題字に、レイ達も記事を見る。

「昨夜、バートの強力な兵がロル侵入を試みたが、ロル側の精鋭によって排除された。また、この件により領境の警備をより厳重にする…とのことだ。」

「…精鋭同士の戦いか…」

「どうする? 情報でも集めるか?」

「そうだな。じゃあ二手に分かれて集めよう。」

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