小説1-V
第五節
「それより、早くトドメを刺してください。」
「へーへー、わかりましたよーだ。」
アグリルは剣を構える。
「じゃあなオッサン!!」
片手剣が豪火を纏い、アグリルはそれを突き刺した。
「ヌォォォ!!」
グランデ達は全滅した。
「よし、片付いたな。」
「弱かったですわね。」
キャルムがアグリルとボクリエールの肩に手を置く。
「2人とも、怪我はない?」
「おう、大丈夫だ!!」
「とりあえず能力の方は回復させといたからね。」
ボクリエールが倒されたグランデ達を見ながら言う。
「しかし、奇襲とは…」
「うん、上の人達に報告した方が良いね。」
アグリルが鼻をかきながら言う。
「へっ、どんな奴らだろうと、アタシ達3人なら負けはしないさ!!」
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